 埼玉県行政書士会熊谷支部機関誌
|
|
 メタボリックシンドローム |
| 橋本 正行 |
最近メタボリックシンドロームという言葉をよく目にします。何のことやらさっぱり分からないので調べてみたら、こういうことのようです。
「高血圧、肥満症、高脂血症など生活習慣病と呼ばれる疾患の発症や悪化には、「内臓脂肪型肥満」が大きな関わりを持つことが明らかになっている。この内臓脂肪型肥満であって、さらに血糖値、血圧、血中脂質のうち二つ以上に異常（軽度の異常も含む）がある場合をメタボリックシンドロームと呼んで、注意を喚起することにした。」
2005年4月には、日本動脈硬化学会、日本肥満学会など内科系8学会が合同委員会を編成し、メタボリックシンドロームの診断基準を作成し、公表したそうで、それ以来この言葉がひとり歩きしているようです。
皆さんご存知でしたか？
高血圧、肥満症、高脂血症などの疾患が、毎日の良くない生活習慣の積み重ねによって引き起こされることから、生活習慣病と言い換えたのは分かり安くて良かったと思います。だけど、このメタボリックシンドロームのメタボリックって、一体どういう意味なんだ？
あれこれ調べた末、英語のmetabolicという言葉を辞書で引いてみたら、“新陳代謝”という意味が出てきました。なんだそれなら新陳代謝症候群でもいいんじゃないの。何で、横文字にするの？
それはともかくメタボリックシンドロームの診断基準をご存知でしょうか？
まず、おへそまわりウエストのサイズが内臓脂肪蓄積を知る目安となります。男性85センチ未満、女性90センチ未満の方はとりあえず心配はいらないですが、この基準を超える方で、下記の検査項目の2項目に該当するとメタボリックシンドロームと診断されるそうです。
1.血清脂質異常
トリグラセリド値150mg/dL以上 又は
HDLコレステロール値 40mg/dL以上
2.血圧高値
最高（収縮期）血圧 130mmHg以上 又は
最低（拡張期）血圧 85mmHg以上
3.高血糖
空腹時血糖値 110mg/dL以上
皆さん、いかがですか？日本人の4人に一人はメタボリックシンドロームなのだそうです。自慢じゃありませんが、私も立派な患者です(^^)。
行政書士という仕事はとかく生活が不規則になりがちです。それが当たり前だと思ってこれまで過ごしてきてしまいましたが、仕事のためにできた習慣が寿命を縮めるとしたら、生き方を変えなければいけません。50代も半ばを過ぎ、もう一度自分探しをしてみてもいいかなと思うこの頃です。
|
 |
|
|
|
